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***箏曲豆知識***

初めての方向けに、「おこと」についての簡単な解説を書いてみました。
より詳しいことは、専門書を紐解いて頂けたら幸いにと思います。
更新日2016.08.18

箏と琴

一般に「おこと」と言うと「お琴」と書きますが、本当は「箏」です。箏曲(そうきょく)、箏曲家(そうきょくか)、というように、正式な表現としては「琴」の字は使いません。
でも、一般向けには、「琴」の字の方がわかりやすいので、看板に「お琴」の字を使われる先生方は多いです。

箏ってどんな楽器

箏には13本の弦が張ってあります。箏柱(ことじ)を立てて、あらかじめ音の高さを決めておきます。爪をはめて奏します。低音楽器として17弦箏があります。そのほか、20弦、30弦等の多弦箏もあります。

ちなみに「琴(きん)」は三味線のように自分で勘所を押さえて音高を決めて奏する楽器です。一絃の琴や二絃の琴があります。大正琴も分類は「琴(きん)」になります。

ですので、「箏(そう)のこと」「琴(きん)のこと」と区別して言うことがあります。

箏曲の流派

箏曲の流派については、大きく『山田流』と『生田流』の二流派があると言われますが、他流派もあります。それぞれの流派は、またさらに、いろいろな会派(社中)に分かれています。

私の場合でいうと「『生田流』の中の宮城道雄師を祖とする会派」ですので「『生田流宮城社』所属」ということになります。

流派が違うと何が違うか

違いはいろいろありますが、以下の3点を挙げておきます。
1)習得する曲には共通の曲はありますが、それぞれの流派で独自なものがあること。
2)現在は楽器も同じ物を使用しますが、弾く際に使用する爪の形が違うため、演奏方法が異なる部分があること。
3)使用する楽譜の記譜方法が違うこと。たとえば、古典曲(明治以前の曲)で、同じ「六段の調べ」でも、楽譜が何種類かある、ということになります。ちなみに、箏曲の楽譜は基本「五線譜」ではありません。ただし、現代曲の中には最初から五線譜のものもあります。

箏の爪

箏を奏する際には、爪を使用します。爪は右手親指・人差し指・中指の3本にはめます。人間の爪の向きとは逆に爪を付けます。流派によって爪の形が違います。「山田流」の爪は先が尖っていて、「生田流」の爪は四角い形です。ちなみに、沖縄にも琉箏があり、琉箏の爪は先が丸いです。

演奏形態

箏は基本的に「座奏」です。場所によって立奏台を使って椅子に座っての演奏もします。習い初めの頃は足はしびれたり、指が痛くなったりしますが、直に慣れてきます。がんばりましょう。お足の悪い方はご無理されず立奏台をご使用ください。

教師試験

教師の資格を頂くには、宮城社の場合、「教師試験」を受けなければなりません。宮城社の「教師試験」の現在の試験方法は、お箏と三弦の課題曲をそれぞれ1曲ずつ選んで試験官の先生方の前で一人で弾きます。最近の試験課題曲を見ると、最近は、箏・三弦、それぞれ3曲ずつ、古曲と宮城曲がバランスよく選ばれているようです。

 

 

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